【夏合宿in気仙沼!】第1,2ターム活動報告②
4日目まではこちら
ここからは5日目以降を振り返ります!
5日目
朝みんな寝ているうちに、第1タームのみの参加となった3人が帰路に。
残った6人でいよいよ遊具作りがスタート!
材料を買い、切り、やすり、、、としていくうちに、なんと日が暮れました!
その日の夜は、架け橋にて語り部の半沢裕子さんに震災について話をしていただきました。報道に触れても、展示を見ても、街を巡っても分からない、また違った“震災”の記憶を心に留める夜でした。
6日目
第2タームのみの参加者+私で魚市場へ。この日はサンマの初水揚げだったようですが、見られず残念(◞‸◟)
その後は前日用意した材料を使って組み立て。自分たちで設計したものがどんどん形になっていきます!楽しい限り!
配置の調整しつつ作業を続け、ついに完成!!
写真左手の方は地元で木工店を営む方。2日間にわたり指導していただきました!
7日目
いよいよ最終日。架け橋に別れを告げ、寄り道しながら仙台方面へ。
⚫︎リアス・アーク美術館
設計は石山修武さん。ここのメインの展示は、震災当時の写真や流された物、そして学芸員の文章。言葉が突き刺さる。オブラートに包まない言葉選びから感じる学芸員の強い思いと覚悟。
⚫︎南三陸さんさん商店街
南三陸町志津川にある商店街。こことその周囲の土地はかさ上げされたが、高台移転などのため周囲に建物はあまりない。ただ人で賑わっており、町の復興欠かせない存在であると感じた。隈研吾さんが監修。
⚫︎南三陸町役場
設計は五十嵐学さん、新谷泰規さん、久米設計。シンプルな造りではあるが、窓口やサインに至るまでよく考えられており、とても丁寧な作りであった。
⚫︎伝統芸能伝承館 森舞台
「また?」というツッコミがあるかもしれませんが…
後輩にもこの建築の良さを感じてもらいたいじゃんね?(詳細略)
⚫︎宮戸島月浜のみんなの家
SANAAが設計した「みんなの家」プロジェクトの建築の一つ。あまり使われていないらしく、課題になっているそう。ただ収まりが綺麗につくられていて無駄がなく、SANAAクオリティを感じた。
⚫︎岩沼みんなの家 by infocom
こちらはみんなの家の中でも「一番よく使われている」(田中さん談)もので、よく管理がなされていた。時間が経つにつれてみんなの家の在り方も変わっていっている。
いよいよこの合宿最後の訪問地にして本丸!!
設計は勿論、伊東豊雄さん。私が説明するまでもないですね。街に開かれていて、仙台の街並みとの相性は抜群です。
写真
これで合宿の全日程を消化し、帰路につきました。
7日間振り返って…
この7日間、私たちの遊具作りや車での移動など、多くのことを田中さん(あつさん)、村松さん(ももさん)はじめ多くの気仙沼の方々に協力していただきました。みなさんのお陰で非常に濃密な合宿を実施することができました。本当にありがとうございました!
恐らく、大学では経験できないであろうことを沢山経験しました。この経験は、必ず人生のどこかで還元していくべきものだと感じています。
…と、ここまで読んでお気づきの方もいるかと思いますが、食べ物の話を全くできておりません!というわけで、ブログに代わりInstagramで紹介します!カツオ、メカジキのハーモニカ、サメカツはいずれも気仙沼名物です!
インスタはこちら↓( カツオの三枚おろし動画もあるよ)
(文章:ブログ初投稿おじさん)
第3タームに続く…
【夏合宿in気仙沼!】第1,2ターム活動報告①
気仙沼での夏合宿、無事に3タームとも終了しました!協力してくださったみなさん、本当にありがとうございました!
Instagramやtwitterで活動の様子を載せていますが、ここで活動内容を報告したいと思います!
えー…といっても非常に長くなってしまったので、適当に読み飛ばしてください笑
(このページでは4日目までを振り返ります。5~7日目の様子はこちら!)
1日目
第1ターム参加勢6人が夜行バスで仙台に到着!早速仙台周辺を巡ろう…と思いきや、
せんだいメディアテーク:臨時休館
仙台市立荒浜小学校(震災遺構):休館
という事態に∑(゚Д゚)
というわけで、少し予定を変更ながら巡っていきました
ちなみにここから、NPO法人Cloud Japan代表の田中敦敏さんと、ゲストハウス架け橋のオーナーの村松ももこさんに案内していただきました!
⚫︎新浜 みんなの家
著名な建築家たちが集まって始まった「みんなの家」プロジェクトの作品の一つで、伊東豊雄さんの設計です。
長くみんなの家の管理の仕事を務められてきた田中さんの、「あの伊東豊雄がこんな小さな"普通の"家を作ったことが凄い」という言葉が印象的でした。
⚫︎宮城県慶長使節船ミュージアム(サン・ファン館)
仙台から一気に飛ばして石巻へ。
設計は石井和紘さん。自然の地形と建築が絶妙にマッチしていて、中に入るのが楽しみだ…と思ったのも束の間、時間がないことがわかり、外見だけ見て次の場所へ。
⚫︎女川駅、シーパルピア女川
JR石巻線の終点であるこの駅を含め、辺り一帯はかさ上げを実施し、ようやく施設も揃ってきました。女川は大規模な防潮堤は建設しないという選択をしたため、駅から海がよく見えます。
設計は、女川駅が坂茂さん、シーパルピア女川が東 環境・建築研究所。
⚫︎伝統芸能伝承館 森舞台
まもなく全線開通を迎える三陸道を通り登米市へ。視線の抜けと、能の舞台、現代建築、竹林のコントラストが気持ちいい。設計は隈研吾さん。
⚫︎東日本大震災遺構・伝承館(旧気仙沼向洋高校校舎)
震災当時のままの姿を保存・公開している施設。自然の猛威を私たちに伝える。
その後、気仙沼ゲストハウス架け橋に到着。ここで約1週間お世話になります。
ここから、第1,第2タームの本題である「遊び場作り」に向けた準備がスタート!
2日目
朝、まずは気仙沼港の魚市場の見学。サメやカツオが大量に運ばれていく…
架け橋に戻りお母さん方とのワークショップ。お母さん方ならではの意見や要望を出していただきました!
その後は子ども達と遊んで、実際の子どもの動きを観察したり、案を考えたり…
そして2日後に開催される「よさらいんフェス」という地域の催しの準備を少しだけお手伝いしました。私たちも、周りの方々も動きが慌しくなってきました
3日目
よさらいんフェスで子供達とワークショップをするため、この日までに案を決めなければいけません。が……
案が決まらない!!!
共同設計の難しさを実感しました…と簡単に書いておきますが、まあ大変でした(笑)。
結局、大まかな案が決まったのが日付が変わって深夜2時すぎ。その後も寸法の決定などもしていたので、長い長い一日となりました。
4日目:よさらいんフェス
いよいよワークショップ当日。朝に第2タームから参加するメンバーが合流し、9人で運営。子ども達に自由な発想で色々なもの板に貼ってもらいます。多くの子ども達が唯一無二の作品を作ってくれました。さあ、これが庭にどう活かされるのか…!?
よさらいんフェスも途中雨に見舞われながらも大盛況!食事、出し物、遊びに買い物と、1日中楽しめる催しでした!
スタッフの皆さん、お疲れ様でした!
次回は5日目以降を振り返ります!
太田市美術館・図書館と群馬県立館林美術館に行ってきました!
8月9日(金)第4回の建築見学会では
平田晃久さんの太田市美術館・図書館と
高橋靗一さんの群馬県立館林美術館
に行ってきました!
太田市美術館・図書館の外観はこんな感じ...
白い色が特徴的な面白いビジュアルをしていますね😳
中は撮影不可ですがとても面白いつくりをしてました!
基本的に上の階に行くのにスロープが採用されており人の流動性を感じます🙂
またそのスロープの横の壁が本棚にありスロープが廊下としてだけでなく本を選ぶために留まる空間としても機能していたのがすごく印象的でした!
次は群馬県立館林美術館です!!!
この美術館の特徴はなんと言っても広い敷地の真ん中に建てられたこのビジュアルでしょう
写真は建築の一部分でこの後ろには大きな半円を描くように美術館が建っています!広大な敷地を存分に使った建築です!
この形は後ろの山から吹き降ろす風を防ぐためだそうです🤔
ビジュアルと機能性が同時にみたされているのがとても良いと感じました!中の展示も日射遮断されるべき場所とされない場所が分かれていて作品が見やすかったです
以上が今回見学させて頂いた建築です!
なんの為の建物かによって重視する機能が変わることを改めて実感できました!
皆さんも建築の形がどんな機能を担っているのか考えながら建築を体感したら楽しい発見があるかもしれません☺️
文章:キサンタン=ガム